第2回細胞再生医療研究会開催のお知らせ

第2回細胞再生医療研究会が以下の日程に決定いたしました。

日時:平成24年7月29日(日)
場所:臨床研究情報センター(TRIセンター)2階「第一研修室」
   兵庫県神戸市中央区港島南町1−5−4
   TEL 078-306-3656

世話人の先生方、アンケートのご協力ありがとうございました。
なお、プログラム等詳細につきましては決定しだい、お知らせいたします。

第一回細胞再生医療研究会開催のお知らせ

この度、神戸の臨床研究情報センター(TRI センター)にて、第1回研究会が開催されます。
一般の方のご参加もお待ちしておりますので、奮ってご参加ください。

第1回細胞再生医療研究会プログラム

日時:2011年7月31日(日)10:00〜17:45
会場:臨床研究情報センター(TRI センター)2階「第1 研修室」
兵庫県神戸市中央区港島南町1−5−4
TEL;078−306−3656

<午前の部>
10:00−10:05 開会挨拶世話人代表市橋正光
10:05−10:45 特別講演1座長:市橋正光
個人がゲノムを知るself-log 社会
演者:西川伸一 理化学研究所(神戸) 幹細胞研究グループディレクター
10:45−11:45 特別講演2座長:南幸太郎
白髪と脱毛のメカニズム:幹細胞による幹細胞の制御
演者:西村栄美 東京医科歯科大学医学部教授

<午後の部>
12:45−14:45 セッション1座長:吉村浩太郎・里村一人・玉井克人
皮膚と口腔疾患関連の再生医療:現状と問題点
●「増殖因子の皮膚内注入による皮膚の粘弾性の改善効果についての検討」
小野一郎 札幌医科大学准教授
●「線維芽細胞を用いた毛包誘導」
貴志和生 慶應大学形成外科学教授
●「表皮細胞、軟骨細胞の再生とその臨床応用」
矢永博子 矢永クリニック・組織再生研究所院長
●「脂肪組織における組織幹細胞の機能と応用」
吉村浩太郎 東京大学形成外科学講師
●「再生医療における口腔組織の役割」
里村一人 鶴見大学歯学部教授
●「皮膚と骨髄のクロストークを利用した皮膚再生誘導医療」
玉井克人
大阪大学大学院医学系研究科再生誘導医学寄附講座教授

                • 14:45−15:00-------- 休憩

15:00−16:00 セッション2座長:谷口英樹・乾明夫
消化器疾患への再生医療の応用:現状と問題点
●「iPS 細胞由来の臓器再生を目指して-マウス体内でラットの脾臓作製-」
小林俊寛 東京大学医科学研究所幹細胞治療分野客員研究員
●「糖尿病でおこる骨髄幹細胞異常」
藤宮峰子 札幌医科大学解剖学教授
16:00−17:40 セッション3座長:名井陽・水谷健一・久保田潤一郎
骨と神経系疾患への再生医療・発生生物学の取り組み:基礎と応用の両面から
●「難治性骨折(偽関節)に対する自家末梢血幹細胞移植による骨・血管再生療法」
黒田良祐 神戸大学大学院整形外科准教授
●「スキャホールドフリー滑膜間葉系幹細胞由来三次元人工組織による軟骨再生」
中村憲正 大阪保健医療大学スポーツ医科学研究所保健医療部学部教授
大阪大学臨床医工学融合研究教育センター
●「幹細胞を用いた骨再生医療の開発動向」
名井陽 大阪大学医学部付属病院未来医療センター副センター長・病院教授
●「網膜再生医療への機能ゲノム学的アプローチ」
西暁士 大阪バイオサイエンス研究所発生生物学部門研究員
●「大脳皮質を構築する神経幹細胞の分化制御機構」
水谷健一 同志社大学高等研究教育機構発達加齢脳研究センター准教授

17:40−17:45 閉会挨拶事務局乾明夫
参加費:一般5,000 円、学生(大学院、学部)3,000 円

連絡先:
再生未来クリニック神戸
〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-14
神戸商工貿易センター23F
TEL:078-862-1001 FAX:078-862-1002
Email address: yukako-katayama@saisei-mirai.or.jp

細胞再生医療研究会立ち上げのお知らせ

設立趣意
医学・医療は大きな方向転換の時代を迎えています。近代医学の発展は素晴ら
しく、感染症の制御・予防により乳幼児の死亡が激減した先進国では平均寿命
が飛躍的に高くなっています。しかしながら、一方では高齢社会となった日本で
は加齢に伴って発症する多くに疾患の治療に多大の費用が必要であり医療全体
の視点から国を挙げての問題となっています。最近では、加齢により発症する生
活習慣病を予防する観点から、抗加齢医療、つまり予防医学を施すことにより、
それら疾患の発症を遅延ないしは防止することが新たな潮流となってきています。
しかし、すでに老化した組織の治療は予防では治せません。そこで注目されるの
が薬ではなく細胞を用いた再生医療です。
すでに、日本再生医療学会は2011年には第10回年次総会を東京で、ま
た、日本抗加齢学会は同年第11回年次大会総会を京都でそれぞれ開催します。
私どもは細胞を用いた新しい医療の将来に大きな希望と期待を抱いています。
そこで、積極的に細胞医療を促進発展させる目的で、今回「細胞再生医療研究会
を立ち上げることとなりました。急速に発展する再生医療分野の中でも、特に皮膚
細胞と組織をターゲットとし、病的あるいは老化症状を呈する皮膚を、機能的
に若い細胞を用い再生を図ります。活性化された細胞を皮膚に注入するだけではな
く、注入された細胞の持つ機能をin vivo で高める施術の新しい展開が強く望ま
れます。それには、細胞のエネルギー代謝に関係した物質の効果を追求すること
が重要と考えられます。それと並行しながら、皮膚以外の臓器の細胞の再生を目
的とした基礎研究および臨床応用に役立つ情報を発信することを目的とする。
そのため、具体的には、毎年学術セミナーを開催し、再生分野の最先端で活
躍している基礎的および臨床的研究者及び再生医療に興味を抱き研究を実施し
ている多くの研究者に最新情報を発表いただき、十分な討論を通して、有意義
な意見交換の場を提供します。また、再生医療に興味を抱き積極的に参加いただ
く臨床家や研究者に最先端の知識と情報を提供します。
本研究会を設立することにより皮膚関連領域だけではなく広くすべての臓器
に関連した再生医療の発展に寄与できると期待しています。
平成23年6月吉日
細胞再生医療研究会
世話人代表 市橋 正光